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「マイコの国に関する私のノート -Catatanku tentang negeri Maiko-

 2016年 映像19分30秒

 インスタレーション:

 映像、参考資料、「爪哇日報」大正11年6月14日3面複製(所蔵:インドネシア国立図書館) 

1880年から1920年頃にかけて貧困ゆえにアジアを含む世界各地に渡った、今では「からゆきさん」と呼ばれる日本人移民に関するリサーチを通し、当時の日本と諸外国との関係、インドネシアに存在した日本人コミュニティについて、小説やアーカイブ資料などを組み合わせて考察したエッセイフィルムと、新聞資料から成るインスタレーション。身売りをされた少女も多かったことから、インドネシア人小説家プラムディヤ・アナンタ・トゥールが書いた歴史小説「人間の大地」「すべての民族の子」には、スラバヤにあるクンバン・ジュプン通りの妓楼で働く娼妓マイコについて克明に描かれている。

マイコや民族覚醒していくインドネシア青年の語り口を日本語とインドネシア語のナレーションにのせると共に、東南アジアの元遊郭地域・日本人墓地の風景を見せ、当時の様子を探り、彼女たちの足跡を辿っていく。

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© meihomma 2016

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